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空き家の未来

日本の抱える空き家問題。2023年も今なお増え続け、2038年には3軒に1軒が誰も住まない家になってしまうという予測もされています。
放置すれば税金ばかりかかり、維持ばかりが大変になる空き家。かと言って壊せばお金がかかり、更地にすれば固定資産税が高くなり、悪循環で空き家は減ることはありません。前回紹介した空き家税も導入され、さまざまな取り組みが行われていますが、解決策はまだ見つかっていません。

そんな空き家をうまく活用しようと今、多くの企業や自治体が空き家を活用する再生プロジェクトに着手しており、新たな可能性が広がっています。

この記事では、空き家活用の重要性と、その未来への貢献について考えて行きたいと思います。

空き家の未来

空き家の未来

空き家を放置するとたくさんのリスクを伴います。

不法侵入や窃盗の標的となりやすく、放火や違法活動の拠点にされる可能性もあります。

また建築物の劣化のリスク。長期間の放置により、屋根漏れや結露、カビの発生など建物の劣化が進みます。これにより建物の構造や価値が低下し、修復費用が増加する可能性があります。

さらに、健康と安全への悪影響も懸念されます。空き家は害虫やネズミの巣となり、衛生上の問題を引き起こす可能性があり、カビや有害物質の発生により、近隣住民の健康に悪影響を及ぼす恐れもあります。

さらにこれからの問題は空き家が増え続ければ、その価値はさらに下がり売却は難しくなるということです。 そうなる前に、自治体や企業に「空き家はどうすれば良いのか?」を一度相談してみるのはいかがでしょうか?空き家の活用方法はたくさんあります。

売却する

一番手っ取り早く空き家の問題を解決する方法は売却です。

いつか住むかも?先祖代々の土地を手放すのはやはり…と躊躇する方が多いかもしれませんが、税金や保険料などを払い続け維持費ばかりかかるのであれば、劣化が進む前に売却を考慮してみてはいかがでしょうか。
ボロボロだし、場所もあまりよくないし、と思っていても以外に早く売却できる可能性もあります。物価高騰でDIYをする方が増えている今、安く買える空き家は需要が増えています。

コミュニティスペースとしての利用

空き家を地域のコミュニティスペースに転用することで、人々の交流を促進し、地域の活性化につなげることができます。インターネットやオンライン電話が普及し、県外どこにいても仕事ができる環境にある現代。オフィススペースとしてや地域の図書館アートギャラリー学習センター共同作業スペースなどに利用することもできます。
このような施設は、地域の文化とアイデンティティを形成し、住民の生活に貢献します。

観光資源としての活用

風光明媚な場所にある空き家は、観光資源としての潜在力を秘めています。
空き家をゲストハウスや民泊施設に転用することで、観光客の滞在体験を向上させることができます。地元の伝統や文化を体験できるような施設として提供することで、地域経済の活性化と雇用機会の創出にもつながります。

とは言ってもそのままは住めない状態が多い空き家です。まずはリフォーム業や観光業などを手がける専門の方に相談してみましょう。

リノベーションと販売

一部の空き家はリノベーションを施し、住宅として再販や賃貸することも考慮できます。
初期費用はかかりますが、松本の城下町など人気が高い場所であればすぐに買い手や入居者が見つかります。移住のきっかけになるかもしれないので、地域社会の再活性化、住宅不足の解消、環境への配慮など、様々な利点がもたらされると思われます。

まとめ

空き家の未来

空き家問題は日本が直面する重要な課題ですが、それを解決するための可能性も豊かにあります。空き家活用の再生プロジェクトは、地域経済の活性化、住宅問題の解消、文化や教育の発展、環境保護への貢献など、さまざまな利点をもたらすことができます。企業や自治体が連携し、地域の特性やニーズに合わせた継続的な取り組みを行うことで、空き家問題を未来への再生へと導くことができるのではないでしょうか。

ソライエ信州は松本市の空き家バンク登録事業であり、地域の自治体と連携して空き家の情報収集と提供を行っています。これにより、空き家所有者と活用希望者とのマッチングを支援し、空き家の有効活用を促進しています。空き家や相続不動産でお困りの方はお気軽にご相談ください。相談・お見積り・査定は無料です。 読んでいただきありがとうございました。

空き家の未来

2023.07.14 Posted by Frontier Spirit. PM12:42│

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