今回は空き家の草刈りと管理の重要性についての記事です。
防犯リスクや害虫の発生、景観の悪化、火災リスクなどの理由から定期的な草刈りと管理が重要について、また実際に起こってしまった空き家が利用された事件と共にご紹介したいと思います。
目次
空き家の草刈りの必要性
空き家は放置されると、庭や敷地内に草がぼうぼうに生えることが多くなります。この草の繁茂にはいくつかのリスクが伴います。夏の時期になると、より一層草木の成長が目立ち注意が必要です。
防犯リスク
草が生い茂ることで、気配が感じられない空き家は、家主不在と外部からも分かりやすくなり、不法侵入や犯罪の温床になる可能性があります。また不法投棄される事例も多くあります。
害虫・動物の発生
雑草が繁茂すると、蚊やダニ、さらにはネズミや野良猫などの害虫・動物が集まりやすくなり、周囲の住環境に悪影響を与えます。
景観の悪化
一番のリスクとなるのは近隣の住民への影響です。
生い茂った草木は地域全体の景観を損なうことになり、近隣住民とのトラブルや地域の評価低下を招くことも。
火災リスク
秋になれば枯れた草木は乾燥により火災の原因にもなり得ます。
特に夏場や秋に向けた乾燥した季節は、火の取り扱いに注意が必要です。
空き家で起こった実際の事件
では放置された空き家で起こってしまった実際の事件をまとめてみましたのでご紹介したいと思います。
京都府の放火事件
2023年、京都府で空き家や神社などが連続して放火される事件が発生しました。
罪に問われたのは元大学生。放火でイライラした気持ちを解消し、世間から注目されたいと考えるようになったと語っており、地域社会に不安を広げました。
薬物製造
愛知県では、空き家が違法薬物の製造拠点として使用されていた事例があります。
2023年、空き家の不審な動きを察知した近隣住民の通報により、警察が捜査を開始し、違法薬物の製造設備が発見されました。この事件では、組織的な犯罪グループが関与しており、空き家を利用して密かに薬物を製造・流通させていたことが明らかになりました。犯罪グループのメンバーは逮捕され、空き家の管理不足が犯罪に利用されるリスクが浮き彫りとなりました。
窃盗事件
2023年、北海道の空き家から大量の銅線や金属が盗まれる事件が発生しました。
この空き家は長期間放置されており、犯人はそれを狙って侵入。建物内の配線や金属部品を盗み出し、これを売却して利益を得ようとしました。この事件では、窃盗被害額が高額となり、空き家が適切に管理されていないことで犯罪のターゲットになりやすいことが再確認されました。
などなど、空き家の管理不足によって起こってしまった事件は近年増えています。
「家は大丈夫」と思わず、空き家がある場合は定期的な点検と清掃、庭の手入れも心がけましょう。将来的な資産価値を維持するためにも空き家の状態を良好に保つことが大切です。
弊社の草刈りサービスと管理
弊社は空き家専門の不動産として、空き家の管理サービスを提供しております。
季節に応じた適切なタイミングでの草刈りや定期的な清掃を行い、空き家のリスク管理をサポートいたします。特にこの時期は草の成長が早いため、定期的な管理が必要です。単発での草刈りサービスも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
また、弊社では空き家の売却や買取も行っております。
空き家の管理から売却まで、一貫したサービスをご提供し、お客様のご負担を軽減いたします。空き家の状態を良好に保つことで、将来的な売却や買取の際にも有利な条件で進めることができます。
空き家の管理や草刈り、売却・買取についてお悩みの方は、ぜひ弊社にご相談ください。空き家専門不動産のソライエ信州がお客様の空き家問題を解決いたします。
まずはお気軽にご相談ください。読んでいただきありがとうございました。
2024.09.02 Posted by Frontier Spirit. PM12:00│空き家